モテキ

仕事もお金も彼女もない冴えない男に訪れた突然のモテ期。
という深夜ドラマの後日談。
長澤まさみ演じるみゆきと、麻生久美子演じるるみ子との三角関係がメイン。


見たのが1日映画の日で公開からまだ1週間だったので、終電近くに終わるのにほぼ満席。
客層は20代がほとんど。
カップルは死ねって言われてたけど、リア充っぽいカップル多め。


そのせいか、客席と私の笑いどころ(もしくは泣きどころ)がズレズレ。
特にクライマックスの告白シーンとか、
ああもう、フジはばかだなあ、そんなこと言ったって仕方ないじゃん、
でもわかるわ言えば言うほどドツボにはまる感じ、
見てるこっちが苦しいわ・・・、しょうがないなあ、と切ない気持に浸っていたのに、
場内はクスクス笑う笑い声。
あれ、ここは今までちゃんとした告白できなかったフジがようやくできたとこなのでは、
という思いなどを抱えたり。
痛さを自分のものとして感じてしまうか、それとも他人の痛みとして笑うか、のポイントがあったのであろうなー。
同行者とあそこは切ない場面だよねえ、と言いながら帰ってきました。


私はちょうどフジと同世代なので音楽ネタとかもだいたいわかるし。
ただ気になったのは、映画の中でサブカルって言葉が何度も出てくるけど、
2011年現在においてサブカルってそんな連呼するもの・・・?という素朴な疑問。


上映後、隣席の男子3人組(全員メガネ)が「長澤まさみちょうかわいいよなー、どういう遺伝子のかけあわせであんなん生まれるんだろなー」と言ってたことがすごく印象的です。


ドラマと同じ形式にするために登場させたとしか思えない仲里依紗ちゃんのキャラが雑な扱いだったのは解せませんし、
(でも彼女はとても良かった!ガールズバー店員としてのがっつりメイクとすっぴん顔のコントラストの鮮やかさ!)
いろいろと考えさせられてしまったものの、良い映画と思います。


衣装が気になるクラスタ的には女の子たちのネックレスがすごく印象的で、
ラフな服着ててもネックレスを着けたいなあと思うようになりました。
あとクロスモチーフのネックレスが欲しくなった。
長澤まさみちゃんの生足、麻生久美子ちゃんのタイツ+ヒール(たぶんまさみちゃんとの身長調整も兼ねてるけど)がえらい良かった。